最終更新日 2024年08月06日
このページでは旅館業許可申請手続・申請書の記載例及び当事務所への作成依頼報酬についてご案内いたします。ご覧になりたいリンクをクリックして下さい。
なお、リンクの順番は、お客様が許可を取得する際の手続順となっておりますので、申請を検討されるときに参考にしてください。
「旅館業」とは、旅館・ホテル営業、簡易宿所営業及び下宿営業をいいいます。
旅館業を経営しようとする場合、都道府県知事(政令指定都市・中核市は市長)へ旅館業の許可を受けなければなりません。旅館業許可が必要な営業とは、以下のものをいいます。
営業 | 該当するもの |
---|---|
旅館・ホテル営業 | 施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のもの。 |
簡易宿所営業 | 宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のもの |
下宿営業 | 施設を設け、一月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業 |
食品衛生法に基づく営業許可の申請は、都道府県知事又は市長に提出します。
兵庫県下の場合、許可権者は以下のとおりとなります。
営業所・店舗がある自治体 | 許可行政庁 |
---|---|
神戸市内に営業所・店舗がある場合 | 神戸市長 |
西宮市内に営業所・店舗がある場合 | 西宮市長 |
尼崎市内に営業所・店舗がある場合 | 尼崎市長 |
姫路市内に営業所・店舗がある場合 | 姫路市長 |
明石市内に営業所・店舗がある場合 | 明石市長 |
上記以外の兵庫県下の自治体の場合 | 兵庫県知事 |
旅館業許可を受けるためには、ⅠからⅦの要件をクリアする必要があります。
申請前に許可を取得できるかどうかを最初に確認しておきましょう。
以下の事項に該当する方は、旅館業の許可を受けることができません。
欠格事項 | 説明 | |
---|---|---|
1 |
心身の故障により旅館業を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの | 精神の機能の障害により、旅館業を適正に行うに当たつて必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者が該当します。 |
2 |
破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者 | 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない方は、許可を受けることができません。 |
3 | 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して3年を経過していない者 | 禁固以上の刑に処せられ、一定期間を経過していない場合、許可を受けることができません。 |
4 | 旅館業法又は旅館業法に基づく処分に違反して刑に処せられ、その執行を終り、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して3年を経過していない者 | 旅館業法違反により罰金刑以上に処せられた場合、一定期間許可を受けることができません。 |
5 | 旅館業法第8条の規定により許可を取り消され、取消の日から起算して3年を経過していない者 | 法律違反により許可を取り消され、一定期間を経過していない方は、許可を受けることができません。 |
6 | 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなつた日から起算して5年を経過しない者 |
暴力団員でなくなってから、一定期間を経過していない場合、登録を受けることができません。 |
7 | 営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者でその法定代理人(法定代理人が法人である場合においては、その役員を含む。)が1~6のいずれかに該当する場合 | 法定代理人に欠格事由がある場合、許可を受けることができません。 |
8 | 法人であつて、その業務を行う役員のうちに1~6に該当する者がある場合 | 法人の役員に1~6までの事由に該当する場合、登録を受けることができません。 |
9 | 暴力団員等がその事業活動を支配する場合 | 申請者が、暴力団員等に支配されている場合、許可を受けることができません。 |
人に関する要件は、特に定められておりません。
物的要件は、特に定められておりません。
都市計画法により、以下の地域に指定されている場合、許可を取得することができません。
営業を開始する場所が、以下に掲げる施設の敷地の周囲概ね100メートルの区域内にある場合において、施設の設置によって清純な施設環境が著しく害される恐れがある場合、原則として許可を取得することはできません。
神戸市の場合、以下の施設は3の社会教育に関する施設に該当します。(各自治体により異なりますので、事前に確認が必要です。)
旅館業の営業者は、営業の施設について、換気、採光、照明、防湿及び清潔その他宿泊者の衛星に必要な措置を講じなければなりません。
金銭的要件は、特に定められておりません。
旅館業法の規制以外に、消防法や建築基準法の規制も遵守する必要があります。
また、自治体によっては、申請前に市長の同意や住民説明会の開催が要件になるなど、要件が加重されているところもあります。
お客様が申請される際に、申請要件を満たしているかを当事務所にて調査させていただきます。ご相談をご希望される方はお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
(お電話の場合は、078-955-0677へおかけください。)
旅館業の許可申請を行う場合は、申請書に以下の事項を記載します。
申請書記載事項 | 説明 | |
---|---|---|
1 | 申請者の住所、氏名及び生年月日 | 申請者の住所、氏名、生年月日を記載します。 |
2 | 名称・事務所所在地・代表者の氏名及び定款又は寄附行為の写し | 法人の場合記載します。 |
3 | 営業施設の名称及び所在地 | 旅館等が存在する所在地を記載します。 |
4 | 営業の種別 | ホテル営業・旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業のいずれかを選択します。 |
5 | 営業施設が旅館業法施行規則第5条第1項に該当するときは、その旨 | 以下の施設が該当します。
|
6 | 営業施設の構造設備の概要 | 営業施設の概要を記載します。 |
7 | 欠格事由に該当することの有無及び該当するときは、その内容 | 欠格事由に該当の有無(ある場合はその内容)を記載します。 |
旅館業の許可申請書には、以下の書類を添付します。
添付書類 | 摘要 | 法人 | 個人 | |
---|---|---|---|---|
1 | 定款若しくは寄付行為の写し又は登記事項証明書 | 登記事項証明書は最寄りの法務局にて取得することができます。 | ○ | × |
2 | 営業施設の敷地周辺300メートルの区域内の見取り図 |
見取り図に以下の施設のしるしをつけます。
|
○ | ○ |
3 | 営業施設の配置図、平面図面及び立体図面(4面以上について、外壁、屋根、広告物等の外観の形状及び色彩を明示したもの)並びにホテル営業又は旅館営業の場合にあっては、玄関帳場の展開図 | 旅館施設の図面を添付します。 | ○ | ○ |
4 | 水質検査成績書 | 水道水以外の水を使用する場合に添付します。 | △ | △ |
5 | 保健所長が公衆衛生上又は善良の保持上必要があると認める書類 | 保健所長が必要と判断する書類を提出します。 | △ | △ |
旅館業許可申請書の様式を掲載しておりますので、申請の際にご活用ください。
各自治体により様式が異なりますので、所轄の行政庁のものをお使いください。
【神戸市】
神戸市の申請書については、管轄内の衛生監視事務所で取得してください。
【兵庫県】
営業所所在地のある都道府県知事に提出します。
営業所所在地が指定都市又は中核市の場合、指定都市または中核市の市長に提出します。
兵庫県の場合、神戸市・西宮市・尼崎市・姫路市・明石市がこれに当たります。
申請先 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
神戸市 健康局 環境衛生課 |
〒650-8570 |
078-322-0153 |
申請先 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
西宮市 環境衛生課 |
〒662-8567 |
0798-35-3801 |
申請先 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|
尼崎市 保健局 |
〒660-0052 兵庫県尼崎市七松町1丁目3番1-502号 フェスタ立花南館5階 |
06-4689-3017 |
申請先 | 所在地 | 電話番号 | FAX |
---|---|---|---|
姫路市 保健所衛生課 | 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 中央保健センター東棟3階 |
079-289-1633 | 079-289-0210 |
申請先 | 所在地 | 電話番号 | FAX |
---|---|---|---|
あかし保健所生活衛生課 | 〒674-0068 明石市大久保町ゆりのき通1-4-7 |
078-918-5425 | 078-918-5584 |
上記以外の兵庫県内の自治体に店舗がある場合、以下の表に記載された健康福祉事務所に提出します。
区域 | 健康福祉事務所名 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|---|
|
芦屋健康福祉事務所 | 〒659-0065 芦屋市公光町1-23 |
0797-26-8153 |
|
宝塚健康福祉事務所 |
〒665-0034 宝塚市小林3-5-22 |
0797-62-7314 |
|
伊丹市健康福祉事務所 | 〒664-0898 伊丹市千僧1-51 |
072-785-7463 |
|
加古川健康福祉事務所 | 〒675-8566 加古川市加古川町寺家町天神木97-1 加古川総合庁舎3階 |
079-422-0005 |
|
加東健康福祉事務所 | 〒673-1431 加東市社字西柿1075-2 |
0795-42-9372 |
|
中播磨健康福祉事務所 | 〒679-4167 神埼郡福崎町西田原235 |
0790-22-1234 |
|
龍野健康福祉事務所 |
〒679-4167 |
0791-63-5145 |
|
赤穂健康福祉事務所 | 〒678-0239 赤穂市加里屋98-2 |
0791-43-2937 |
|
豊岡健康福祉事務所 | 〒668-0025 豊岡市幸町7-11 |
0796-26-3666 |
|
朝来健康福祉事務所 |
〒669-5202 朝来市和田山町東谷213-96 |
079-672-6872 |
|
丹波健康福祉事務所 | 〒669-3309 丹波市柏原町柏原688 |
0795-73-3770 |
|
洲本健康福祉事務所 | 〒656-0021 兵庫県洲本市塩屋2丁目4-5 |
0799-26-2068 |
旅館業の許可申請手数料は、22,000円です。(兵庫県及び神戸市)
兵庫県の標準処理期間は、15日となります。
標準処理期間とは、行政庁が自主的に定めた許可審査に必要な日数をいいます。申請から許可が出るまでの大まかな基準としているものです。
ただし、標準処理期間を経過したからといって、行政庁に対し直ちに違法を主張できるものではありません。また上記の日数は行政機関が閉まっている土・日・祝日や補正にかかった日数を含みません。
現在準備中です。しばらくお待ちください。
旅館業の許可には有効期限が定められておりませんので、更新手続は不要です。
許可を受けて営業を営む者に、合併・分割(当該旅館業を承継させる場合に限る。)が発生した場合、事業を承継したものは、都道府県知事(政令市及び中核市の場合は、市長)に承継の承認を受ける必要があります。
許可を受けて営業を営む者に相続が発生し、相続人が事業を承継した場合は、相続が発生した日から60日以内に都道府県知事(政令市及び中核市の場合は市長)の承認を受ける必要があります。
申請書の作成の仕方、行政手続に関してご不明な点がございましたら、当事務所にお気軽にご相談ください。 許可申請書・届出書類の作成依頼・提出代理の依頼も承ります。
当事務所に業務を依頼されることにより、お客様は多くのメリットを得ることができます。
詳しくは、お客様が得られるメリットのページをご覧ください。
旅館業許可申請手続に関するご依頼・お問合せをご希望の方は、以下のお問い合わせフォームよりお願いいたします。 (概算見積書の依頼もこちらからお願いします。)
業務内容 | お問合せフォーム |
---|---|
旅館業許可申請業務 | 許認可申請手続フォーム |
当事務所が業務を代理する場合、お客様のご負担を最小限にするため、主として以下の業務を行います。
お客様からのヒアリングや現地調査等により、法令で定める許可要件等に合致しているかどうかを調査します。複数の関係機関との折衝が必要な場合は、その対応を行います。
お客様からのヒアリングをもとに事業計画書を作成し、行政庁に提出します。
行政機関より
事業計画の承認後、住民説明会の資料、標識の設置など住民説明会の手続を行います。
住民説明会の報告書作成後、申請手続に入ります。
許認可申請に必要な公的書類を代理で取得します。
許認可申請書類の作成を行います。(図面等も含む)
申請書の提出をお客様に代わって行います。
行政機関による現地調査に、お客様とともに立ち合います。
提出後の追加書類の提出、事後対応を行います。
お客様に代わって許可証等を受領します。(対応できない場合があります。)
当事務所に書類の作成をご依頼される場合に、当事務所にお支払いいただく報酬の額は以下のとおりとなります。
提出代理手数料は含まれておりますが、行政に支払う申請手数料は含まれておりませんので、別途お支払いいただきます。 なお、図面をお持ちでない場合は、図面の作成料も別途いただきます。
下記の報酬は最低金額をなっております。申請の内容・提出する書類の枚数・行政庁との事前打ち合わせの要否・難易度によって変更させていただくことがあります。予めご了承下さい。
取扱業務 | 報酬額(税込) |
---|---|
旅館業新規申請(申請前現地調査、申請書作成料及び行政による現地調査立会を含む。) | 550,000円~ |
旅館業新規申請(要件調査、行政との事前協議(必要な場合)、住民説明会等対応、他法令調査、現地調査、申請書作成料及び現地調査立会を含む。) | 1,100,000円~ |
旅館業許可承継申請(申請前現地調査、申請書作成料及び行政による現地調査立会を含む。) | 330,000円~ |
当事務所では、ZOOM等のオンライン会議システムを利用した書類作成指導サービスを行っております。
遠隔地のお客様であっても、オンライン会議システムを利用して指導させていただきます。
ご希望の方は、お問い合わせフォーム(許認可業務相談フォーム)よりお問い合わせください。
(ご相談内容記入欄に「ZOOM等による書類作成指導希望」とご記入ください。)
旅館業許可申請をしようとしたら行政の担当者から、「この申請内容では、受付することができません。」といわれたことはありませんか。
行政側も当然要件を精査しての判断をしていると思いますが、その判断が間違えている場合もあります。
セカンドオピニオンとして、当事務所に一度ご相談してみませんか?
ご相談のお問い合わせは、お問い合わせフォームより承っております。
当事務所では、不許可になった案件の審査請求の代理を承っております。
(ただし、行政書士が作成した書類の場合に限ります。)
当事務所は、審査請求手続に多数の実績を持っております。審査請求手続に関しては、不服申し立て代理業務(審査請求等)のご案内のページをご覧ください。
審査請求に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
旅館業許可申請手続に関するお問い合わせ・ご相談・ご依頼は、以下のお問い合わせフォームよりお願いいたします。(リンクをクリックしてください。)
ご相談費用等に関しては、相談料・費用・報酬の支払いについてをご覧ください。
※ご相談は有料とさせていただいておりますが、初めての方で初回1回に限り、メールによる相談を無料とさせていただきます。(電話での具体的案件の相談は対応しません。)
※面談による相談料は、初めての方の法人又は個人事業主の方に限り、30分/2,200円(税込・最初の1時間のみ。ただし、ご来所又はZOOMによる面談のみ対象)とさせていただきます。
業務内容 | お問合せフォーム |
---|---|
旅館業許可申請手続業務 | 許認可申請手続フォーム |
当事務所では、住宅宿泊事業法関連の手続も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
住宅宿泊事業を行う場合は、住宅宿泊事業者の届出手続が必要です。
民泊に使用する不動産物件を管理する場合は、住宅宿泊管理業の登録が必要な場合があります。
宿泊者のための仲介業務を行う場合は、住宅宿泊仲介業登録が必要です。
旅館業許可申請のQ&Aを掲載いたします。
(現在準備中です。しばらくお待ちください。)